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私の釣魚小全

私の釣魚小全・・・続

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釣魚小全休日の徒然  私の釣魚小全
 素人のアングラーとして気にもせず、このブログには、矢鱈、商品名や釣具会社の固有名詞が出てくるのですが、ブログの性格から情報の具体性が無くなるし、リアリティーも希薄になるので気にしてません。
 2009年4/25(土)朝日の付録「be」に「『エコはファッション』でいい」との記事を観ました。「格好良さがないと、続かないし、広がらない。「エコはファッションでいい」と(坂本龍一氏は)言い切っている。」とのことです。
 私も四半世紀前、ルアーフィッシングを始め、当時「Catch & Release」の標語の下、多少の環境問題への意識が芽生えた記憶もあり、今となり、環境問題が社会的に重視されると、同時にゲーム・フィッシングも、より、周知され始めましたが、何分、ファッション性が高いので、逆に流行廃りがあるのも致し方ないと感じています。かつての「陸サーファー」ならぬ「陸アングラー」を蔑視する理由はありません。ただ、その様な社会的な事象が生じたことがあったということです。
 同記事の中で、ベートーベンの「第九」は(坂本龍一氏の)父の頃でSPレコード10枚、80年代頃からポリカーボネートのCD1枚であり、今では音楽の信号のみをPCにダウンロードができる、とありました。コンテンツの価格が下がる一方でありながら需要が増加することで音楽業界は衰退もしないし、音楽の質も下がっていない状況とのことです。メディアの変化自体を捉えると音楽自体がゼロ・エミッションに近い産業になりつつある、といえるのかも知れませんが、流行廃りのスクラップ・アンド・ビルドの時代に様々な産業に携わって来た私達一般のアングラーも、安全な魚を食べたい、おいしい空気を吸いたい、休日に数時間をかけ着いた川や海の周囲や水面にペットボトルや釣り糸やビニールの菓子袋を見たくはないというのは、同様です。魚にとってはReleaseされるのにCatchされることは迷惑なことではあるでしょうが、これがアングラーの「エゴ」でしょう。しかし、このエゴのために自然環境への配慮が進めば、例え釣果が芳しくなくとも私たちは、楽しい釣りの一日を過ごせる訳です。
 エコが大衆的、或いは商業的なファッションに依り支えられるところが多かれ少なかれあろうとも、市場の中でナイロンやモノフィラの切れた釣り糸、ペットボトルやゴミの回収やリサイクル、環境に優しい新素材の開発需要が膨らむのなら新たな環境産業が勃興し内需拡大にも繋がるのでしょう。釣具素材のイノベーションも起こるかも知れません・・・。
 確かに釣り場のゴミは、アングラーにとり、休日を台無しにする一大事です。ゴミをポイ捨てしないことはアングラーにとっては常識的なことですが、ファッションに依り支えられる意識の問題からもう一歩踏込んでみることは期待できないでしょうか。例えば、環境関連産業としてアウトドアー用品産業、リサイクル、新素材産業の各拡大から運輸交通業、観光産業への刺激も起き、アウトドアースポーツから派生する新たな需要を組み込んだ一回り大きな枠組みの経済とゲーム・フィッシングのより一層の大衆化は期待できないものでしょうか・・・と、休日に思う次第です・・・。


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